やり投げのやりの特徴(全長・重さ・素材)まとめ

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やり投げ競技で使われるやりは、ただの長い棒ではなく、長さ・重さ・素材・重心位置まで厳密に規定された精密なスポーツ器具です。
本記事では、やり投げ用やりの特徴・素材・重さ・価格・種類・歴史をわかりやすく解説し、初心者から競技経験者まで役立つ情報をまとめました。
やり投げの奥深い世界と、道具に込められた技術の進化を一緒に探っていきましょう。

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やり投げ用やりとは

やり投げのやり

やり投げは、陸上競技の投てき種目の中でも最も飛距離が出る競技です。
使用するやりは、空気抵抗や揚力を活かして遠くまで飛ぶように設計されており、国際規格に基づいた長さ・重さ・形状が定められています。

やりの特徴

  • 全長:男子用は260〜270cm、女子用は220〜230cm
  • 重さ:男子用は800g、女子用は600g
  • 最大径:男子用は2.5~3.0cm、2.0~2.5cm
  • 形状:やりの穂と後部が徐々に細くなる紡錘型
  • 重心位置:飛距離と安全性を両立するため、規定で位置が決められている
  • 投げ方:助走から直線的に投げるのが基本で、回転投法は禁止

素材の種類と特徴

やりの素材は地面に刺さる穂は金属製で、柄は金属、木、ファイバーがあります。以下のようなものがあり、投擲特性や耐久性に直結します。

  • 金属製(アルミ合金・スチール)
    • 直進性が高く、風の影響を受けにくい
    • 向かい風や安定性重視の場面に適する
  • カーボンファイバー製(CFRP)
    • 軽量でしなりがあり、投げ出し時のエネルギー伝達が良い
    • 追い風や飛距離重視の場面に有利
  • 複合素材(カーボン+金属)
    • 両方の特性をバランス良く持つ

価格の目安

やりの価格は素材や精度によって幅があります。

  • 入門用(練習用アルミ製):1〜3万円
  • 中級者用(高精度アルミ・軽量合金):3〜7万円
  • 競技用ハイエンドモデル(カーボン・複合素材):8〜15万円以上

トップ選手が使用するモデルは、空力特性やしなり具合が精密に調整されており高額です。

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