知らないと危険!共連れの危険性と女性のための防犯対策まとめ

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オフィスやマンションなどのセキュリティ施設でも、油断すると起こりやすいのが「共連れ侵入」です。これは、認証を受けていない人が正規の利用者に続いて入室する行為で、情報漏洩や盗難、さらには住人や従業員の安全を脅かす深刻なリスクにつながります。
特に女性はストーカーや性犯罪などの被害に巻き込まれる危険もあるため、日常的な警戒が欠かせません。この記事では、共連れ侵入の意味や危険性、事例、防止策をわかりやすく解説します。

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共連れとは?

「共連れ」とはアクセス権限のない人物が、認証済みの人に続いて入室する行為を指します。物理的なセキュリティ侵害の一種で具体的に以下のようなものがあります。

[具体例]

  • 社員がICカードでオフィスのドアを開けた際、後ろの人がそのまま入る
  • マンションの住人がオートロックを解除した後、見知らぬ人が一緒に入る
  • 学校の保護者が門を通過した際、他の大人が続いて入る

一見「ちょっとしたこと」に思えますが、重大なリスクを伴うことがあるので注意が必要です。

実際に起きた共連れの事例

実際に起きた事例として、神戸市にて女性が共連れの被害にあった凄惨な事件がありました。
女性の自宅はオートロックだったのですが、共連れ侵入されてしまうとその効果は薄くなってしまいます。
オートロックだから間違いなく安全ということはありませんので、共連れ侵入を防ぐための対策や日頃からの意識がとても重要です。

共連れを防ぐために注意すべきこと

私が過去に働いていた会社では、特に開発部門のセキュリティが厳しく、共連れに対する対策(入退室した時間・担当者名の記録、監視カメラなど)もなされていました。
共連れについては厳しく注意喚起されており、企業側も懸念している事項の1つでもあると感じています。
そんな共連れを防ぐためには、以下のような点に注意が必要です。

[個人の対策]

  • 後ろに人がいないか必ず確認する
  • 扉を開けたらすぐに閉める
  • 「一緒に入ってもいいですか?」と頼まれても、相手の認証を確認する
  • 不審な人物を見かけたら管理者に報告する

[施設側の対策]

  • 入退室管理システム(ICカード、顔認証など)の導入
  • セキュリティゲートやターンスタイルの設置
  • 監視カメラによる監視と記録
  • 定期的なセキュリティ教育の実施

共連れの危険性:なぜ深刻なのか

共連れは以下のようなリスクを引き起こします。個人の問題はもちろんですが、企業や施設側にも重大な問題を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。

  • 情報漏洩:部外者が社内資料や顧客情報にアクセス
  • 盗難・破壊行為:施設内の物品が盗まれる、設備が壊される
  • 個人の安全への脅威:従業員や住人が危害を加えられる可能性
  • 信頼の失墜:企業や施設の信用が損なわれる

女性に対する注意喚起と防犯対策

共連れをはじめとする犯罪への防犯対策はどんな人でも注意する必要がありますが、女性は特にストーカーや性犯罪などの被害に巻き込まれるリスクが高いため、共連れに対して強い警戒が必要です。

[気をつけたいポイント]

  • マンションや自宅のオートロック:後ろからついてくる人がいないか必ず確認、怪しい人物が距離を離して入ってくることもあるため、少し間を置いて確認しながら入る
  • エレベーター利用時:不審に感じる場合は乗らずに見送る。不安であれば管理人や家族、知り合いの方に一緒に同乗できないか相談する
  • 夜間の帰宅:周囲を見渡し、後ろからついてくる人がいないか確認
  • 親切心を悪用されない:「荷物が多いので一緒に入れて」と頼まれても安易に応じない
  • 不安を感じたら行動を変える:入室をやめて安全な場所に避難、管理人や警備員に相談

[防犯グッズの活用]

  • 防犯ブザーやホイッスルを携帯
  • ライト付きキーホルダーで夜道も安心
  • 鍵やICカードはすぐに取り出せるように準備

まとめ

共連れは日常のちょっとした油断から発生し、重大な被害につながる恐れがあります。
そのため、個人は常に「自分の後ろに誰かいないか」などを意識し、特に女性は夜間や一人での入退室時に注意を強めることが大切です。
施設側も監視カメラの整備やセキュリティの強化を行い、環境面から安全を支える必要があります。安全な環境は一人ひとりの意識と行動によって守られるものです。
「ちょっとくらい大丈夫」と油断せず、毅然とした態度で共連れを防ぎましょう。

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