男子400mハードルの世界記録保持者、カールステン・ワーホルム選手が2025年世界陸上で再び注目を集めています。混成競技から転向し、わずか数年で世界の頂点に立った異色の経歴を持つ彼は、39歳年上の名コーチと共に再び金メダルを狙います。
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ワーホルム選手のプロフィール
- 氏名:カールステン・ワーホルム(Karsten Warholm)
- 生年月日:1996年2月28日
- 国籍:ノルウェー
- 出身地:ウルシュタインヴィク
- 身長/体重:187cm/80kg
- 主な種目:400mハードル
- 自己ベスト:45秒94
- 公式SNS:X(旧Twitter)、インスタグラム
主な実績
[オリンピック]
- 2024年パリ:400mハードル銀メダル
- 2021年東京:400mハードル金メダル
[世界選手権]
- 2023年ブタペスト:400mハードル金メダル
- 2019年ドーハ:400mハードル金メダル
- 2017年ロンドン:400mハードル金メダル
混成競技からの転向という異色の経歴
ワーホルム選手は陸上キャリアの初期、八種競技(男子ユースカテゴリー)で活躍し、2013年世界ユース選手権で優勝しました。スプリント力とハードル技術の高さに注目した指導者の勧めで、2015年に400mハードルへ本格転向。2017年には世界陸上ロンドン大会で初出場・初優勝を果たし、一気に世界のトップへと駆け上がりました。
世界記録保持者としての風格
2021年東京オリンピックで45秒94という驚異的な世界記録を樹立。これは現在も破られておらず、彼は400mハードル界の象徴的存在です。世界陸上では2017年、2019年、2023年に金メダル、2024年パリ五輪では銀メダルを獲得しています。
39歳差の名コンビ、オラフコーチとの絆
ワーホルム選手を支えるのは、39歳年上のレイフ・オラフ・アルネスコーチ。2015年から指導を開始し、わずか2年で世界王者へと導きました。二人は師弟関係を超えた信頼で結ばれ、レース後のユーモラスなやり取りや独自のトレーニング法も話題です。
熱血漢としての魅力
レース前には自らの体を叩いて気合を入れ、レース後にはユニフォームを引き裂くなど、情熱的なパフォーマンスで知られます。常に全力で競技に向き合う姿勢は、多くのファンを魅了しています。
まとめ
ワーホルム選手は、混成競技から400mハードルへ転向し、世界記録保持者となった稀有な存在です。39歳差のコーチとの絆も彼の強さを支える大きな要因です。2025年世界陸上での走りは、記録だけでなく人間ドラマとしても注目されています。